【頻回頻尿・血尿は要注意】犬猫の結石トラブルと治療

🐶🐱【頻回頻尿・血尿は要注意】犬猫の結石トラブルと治療(手術が必要なことも)

犬や猫が「何度もトイレに行く」「少量しか出ない」「血尿が混じる」などの症状を示すと、
飼い主さんとしてとても心配になりますよね😢
こうした 頻回頻尿 は、膀胱炎だけでなく 結石 が隠れていることもあり、
場合によっては 手術が必要 となるケースもあります。
本記事では動物病院でよく相談されるおしっこトラブルについて、
分かりやすく解説します。


🐾【症状チェック】こんなサインがあったら注意!

・トイレに頻繁に行くが、少ししか出ない
・おしっこの姿勢を長く続ける
・血尿が混じっている
・トイレ以外の場所で粗相する
・お腹を触ると嫌がる

これらの症状は、単なる膀胱炎だけでなく 尿道閉塞結石 のサインであることも⚠️
特に オス猫は尿道が細いため、急性閉塞を起こしやすい ので要注意です。


🧫【原因①】細菌性膀胱炎

犬猫の頻尿の原因としてもっとも多いのが膀胱炎です。
細菌が膀胱に入り込み、炎症を起こすことで頻回頻尿や血尿が現れます。

🔍動物病院では
・尿検査
・超音波検査
などで状態を確認します。


🪨【原因②】結石(ストルバイト・シュウ酸カルシウムなど)

尿中のミネラルバランスが崩れると、膀胱や腎臓に 結石(尿石) ができることがあります。
石が尿道に詰まると、命に関わる 尿道閉塞 を起こすため、早期発見が重要です。

💡症状
・血尿
・激しい痛み
・しぶり
・全く出なくなる(危険!)

🔧大きな石や詰まりは 手術で取り除く必要がある こともあります。


🩺【原因③】腫瘍やポリープ

中高齢の犬猫では、膀胱内に 腫瘍やポリープ ができ、頻尿や血尿が起こる場合があります。
この場合、治療は薬だけでなく、外科的処置が必要になることがあります。


🧴【おうちで気づけるポイント】

・おしっこの色を日頃から観察(濃い色・赤みは注意)
・水をしっかり飲ませる
・トイレ環境を清潔に
・食事の質を見直す(特に結石歴のある子)

※血尿や排尿困難が見られたら 当日受診 をおすすめします。


🏥【治療方法】原因に合わせたアプローチ

🔹膀胱炎

抗生物質・抗炎症剤で治療。
再発防止には水分摂取と環境管理が重要。

🔹結石

・食事療法で溶けるタイプ(ストルバイト)
・溶けないタイプ(シュウ酸カルシウムなど)は手術が必要になることも。
超音波で石の大きさや位置を確認し、治療方針を決めます。

🔹尿道閉塞(特にオス猫)

緊急対応が必要。尿道カテーテルで詰まりを解除し、入院管理を行います。


🌸【まとめ】頻回頻尿は大切なサイン

犬猫の頻回頻尿や血尿はよくある症状ですが、
結石や閉塞など命に関わるケースもあるため、早期受診が大切 です。
「いつもと違う」と感じたら、早めに動物病院に相談しましょう🐾

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