外科手術の成功は体重管理から|手術前後で重要な犬のダイエットと栄養管理

外科手術の成功は体重管理から|手術前後で重要な犬のダイエットと栄養管理

前十字靱帯断裂をはじめとする整形外科疾患では、手術そのものだけでなく、その前後の体重管理が治療成績を大きく左右します
「手術が終われば安心」ではなく、体重管理は治療の一部です。今回は、外科手術を受ける犬の手術前後に必要な体重管理と栄養管理について解説します。


なぜ外科手術と体重管理が深く関係するのか

体重は関節への負担を直接左右する

体重が重いほど、手術を行った関節には大きな負荷がかかります。
適正体重に近づけることで、術後の痛み軽減や回復促進が期待できます。

再発・反対側断裂のリスク

前十字靱帯断裂では、反対側の膝も断裂するリスクがあります。
体重管理は再発予防の最重要ポイントです。


手術前に行いたい体重管理のポイント

無理な減量は行わない

手術前に急激なダイエットを行うと、筋力低下や体力低下を招き、
麻酔リスクや術後回復に悪影響を与える可能性があります。

目標は「少しでも負担を減らす」

理想体重まで無理に落とす必要はありません。
現状よりも関節負担を軽くすることを目標に、緩やかな調整を行います。


手術前の栄養管理で意識すること

筋肉を落とさない食事設計

筋肉は関節を支える重要な組織です。
カロリーを抑えつつ、十分なたんぱく質を確保することが大切です。

おやつ・間食の見直し

手術前後は活動量が低下するため、
普段通りのおやつは体重増加の原因になります。


手術後に重要な体重管理と注意点

安静期間こそ体重管理が重要

術後は運動制限がかかるため、体重が増えやすい時期です。
体重増加は手術部位への過剰な負担となります。

回復段階に合わせた食事調整

回復が進むにつれ、必要なカロリーや栄養も変化します。
診察ごとに食事内容を見直すことが重要です。


リハビリと体重管理はセットで考える

運動再開は段階的に

術後のリハビリ運動は、
筋力回復と体重管理の両面で重要な役割を果たします。

適正体重が回復を早める

体が軽いほど、関節への負担は少なく、
リハビリの進行もスムーズになります。


こんな犬は体重管理の相談を

手術前後に特に相談してほしいケース

  • 手術予定で体重が多め
  • 術後、体重が増えてきた
  • 運動制限中で管理が難しい
  • 反対側の膝が心配

早めの対応が、長期的な関節の健康につながります。


まとめ|手術を成功させるための体重管理を一緒に

外科手術はゴールではなく、健康な生活への通過点です。
手術前後の適切な体重管理は、
回復の早さ・痛みの軽減・再発予防に直結します。

当院では、

  • 外科手術を見据えた体重管理
  • 術前・術後それぞれに合わせた栄養指導
  • リハビリと連動したダイエットサポート

を行っています。
手術を控えている方、術後の管理に不安がある方は、ぜひご相談ください。

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レラ動物病院
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