前十字靱帯断裂が多い犬種は要注意|犬種別に考える体重管理と外科疾患予防

前十字靱帯断裂が多い犬種は要注意|犬種別に考える体重管理と外科疾患予防

前十字靱帯断裂は、犬の外科疾患の中でも特に多い病気の一つです。
実はこの病気、犬種や体型、体重管理と深く関係しています。
今回は、前十字靱帯断裂が起こりやすい犬種を中心に、将来の手術を防ぐための体重管理とダイエット指導について解説します。


前十字靱帯断裂とはどんな病気?

膝の安定性を保つ重要な靱帯

前十字靱帯は、膝関節の中で大腿骨と脛骨をつなぎ、関節のぐらつきを防ぐ役割をしています。
断裂すると、突然足を着かなくなる、強い痛みが出るなどの症状が現れます。

肥満が最大のリスク因子

体重が増えるほど膝関節への負担は増大します。
特に体重管理が不十分な犬では、小さな動きが引き金となり断裂することがあります。


前十字靱帯断裂が多い犬種

発症リスクが高い犬種

以下の犬種では、前十字靱帯断裂の発症が多い傾向があります。

  • ラブラドール・レトリーバー
  • ゴールデン・レトリーバー
  • 柴犬
  • ロットワイラー
  • コーギー
  • 秋田犬

これらの犬種は、体重増加と関節構造の影響を受けやすいとされています。


犬種ごとに異なる注意ポイント

大型犬・中型犬の場合

体重そのものが関節に与える影響が大きく、
少しの体重増加でも膝への負担が急増します。
若いうちからの体重管理が非常に重要です。

小型犬の場合

膝蓋骨脱臼を併発していることが多く、
体重増加が前十字靱帯断裂を引き起こすケースがあります。


犬種別に考えるダイエット指導の重要性

一律のダイエットは危険

犬種・年齢・筋肉量によって、適切な体重や減量ペースは異なります。
自己流のダイエットは、筋力低下を招き、かえって関節を不安定にします。

外科疾患予防を目的とした体重管理

動物病院では、
**「前十字靱帯断裂を起こさない体型」**をゴールに、
体型評価(BCS)と運動量を考慮した減量計画を立てます。


栄養管理と運動が外科手術リスクを下げる

筋肉を守る栄養設計

筋肉量を維持することで、膝関節の安定性が高まります。
単なるカロリー制限ではなく、質を重視した食事管理が必要です。

関節に優しい運動指導

  • 急なダッシュやジャンプを避ける
  • 滑りにくい床環境を整える
  • 短時間・複数回の散歩を行う

これらは、犬種を問わず重要なポイントです。


こんな犬は早めの相談をおすすめします

特に注意したいサイン

  • 体重が増えてきた
  • 歩き方が不安定
  • 散歩を嫌がる
  • 犬種的にリスクが高い

症状が出てからでは、外科手術が必要になる可能性が高くなります。


まとめ|犬種特性を理解した体重管理が外科疾患を防ぐ

前十字靱帯断裂は、予防できる可能性のある外科疾患です。
犬種特性を理解し、適正体重を維持することが、将来の手術を防ぐ第一歩になります。

当院では、

  • 犬種別の前十字靱帯断裂リスク評価
  • 外科疾患予防を目的としたダイエット指導
  • 栄養管理・運動アドバイス

を行っています。
リスクの高い犬種を飼っている方は、ぜひ一度ご相談ください。

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レラ動物病院
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