尿検査で結晶が見つかったら|犬猫の尿路トラブルと早めの対策
健康診断や体調不良の検査で行う尿検査。
そこで「尿に結晶が出ています」と言われ、不安になる飼い主様も多いのではないでしょうか。
尿中の結晶は、将来的に結石や手術につながる可能性がある重要なサインです。
今回は、尿検査で結晶が見つかった場合の原因と対策について解説します。
尿に結晶が出るとはどういう状態?
尿中結晶とは
尿中結晶とは、尿の中にミネラル成分が析出した状態です。
目に見えない段階でも、顕微鏡検査で確認されます。
よく見られる結晶の種類
- ストルバイト結晶
- シュウ酸カルシウム結晶
- 尿酸アンモニウム結晶
結晶の種類によって、原因や対策が異なります。
なぜ尿に結晶ができるのか
水分摂取量の不足
尿が濃くなると、結晶ができやすくなります。
特に猫は水をあまり飲まないため注意が必要です。
食事内容の影響
ミネラルバランスや尿pHは、フードの影響を大きく受けます。
尿路感染症や体質
細菌感染や体質的な要因も、結晶形成の原因になります。
結晶を放置するとどうなる?
尿石症への進行
結晶が集まることで**尿石(結石)**になり、
膀胱炎や尿道閉塞を引き起こすことがあります。
外科手術が必要になるケース
尿道閉塞や大きな膀胱結石では、
- 尿道カテーテル
- 膀胱切開手術
などの外科治療が必要になることもあります。
尿検査で結晶が見つかったときの対策
食事療法が基本
結晶の種類に応じた療法食を使用することで、
尿pHやミネラルバランスを調整します。
ポイント
- 自己判断でフードを変えない
- おやつや人の食べ物を控える
水分摂取量を増やす工夫
犬猫共通の対策
- ウェットフードの活用
- 水飲み場を複数設置
猫の場合
- 流水式給水器の使用
- 食事と水の場所を分ける
定期的な尿検査の重要性
結晶は改善しているかの確認が非常に重要です。
定期的な尿検査により、結石化を防ぎます。
こんな症状があれば早めに受診を
要注意サイン
- トイレの回数が増えた
- 血尿が出る
- 排尿時に痛がる
- 尿が出にくい
特に猫の尿道閉塞は緊急疾患です。
まとめ|尿の結晶は早期対策が重要です
尿検査で結晶が見つかった段階は、
まだ外科治療を避けられる可能性が高い時期です。
食事管理・水分摂取・定期検査を行うことで、
結石や手術への進行を防ぐことができます。
当院では、
- 尿検査による定期チェック
- 結晶の種類に応じた食事指導
- 尿路疾患の早期治療と予防
を行っています。
尿検査で結晶を指摘された場合は、お気軽にご相談ください。
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レラ動物病院
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