吐くけど元気そう?|嘔吐が続くときに疑いたい肝臓の病気
「吐いているけれど、食欲も元気もある」
そんな状態を見ると、つい様子を見てしまいがちです。
しかし、嘔吐が繰り返し起こる場合、肝臓の病気が隠れていることがあります。
今回は、一見元気そうに見える犬猫の嘔吐と、肝臓疾患の関係について解説します。
元気そうなのに吐くのはなぜ?
肝臓は“沈黙の臓器”
肝臓は、多少ダメージを受けても症状が出にくい臓器です。
そのため、初期症状として嘔吐だけが現れることも珍しくありません。
食欲や元気が保たれる理由
肝臓病の初期では、
- 食欲がある
- 普段通りに動く
といった状態を保つことが多く、異変に気づきにくいのが特徴です。
嘔吐が続くときに疑いたい肝臓の病気
肝炎・胆管炎
肝臓や胆管に炎症が起こると、
消化不良や吐き気が続くことがあります。
肝リピドーシス(特に猫)
食欲低下がきっかけで脂肪が肝臓に蓄積し、
嘔吐を繰り返す重篤な病気に進行することがあります。
門脈シャント
若齢の犬猫に多く、
体内の毒素が処理されず、嘔吐や元気消失につながります。
こんな嘔吐は要注意です
早めの受診をおすすめするサイン
- 数日おきに吐くのが続く
- 空腹時に吐きやすい
- 黄色い液体(胆汁)を吐く
- 体重が少しずつ減っている
「元気だから大丈夫」と判断せず、検査が必要です。
肝臓病の診断に必要な検査
血液検査
- ALT・AST
- ALP・GGT
- 総胆汁酸
肝臓の状態を数値で確認します。
画像検査
- 超音波検査
- レントゲン検査
肝臓の形や胆嚢の状態を評価します。
肝臓病の治療と管理
早期治療が重要
肝臓病は、
早期発見・早期治療でコントロール可能なケースが多い病気です。
主な治療内容
- 食事療法
- 内服薬
- 点滴治療
症状や原因に応じて治療を行います。
まとめ|「元気そうな嘔吐」こそ注意が必要です
嘔吐が続いている場合、
たとえ元気そうに見えても、体の中では異常が進行している可能性があります。
特に肝臓の病気は、症状が乏しいまま悪化することがあるため注意が必要です。
当院では、
- 嘔吐の原因精査
- 肝臓疾患の早期診断
- 食事・生活管理を含めた継続的なサポート
を行っています。
「吐くけど元気だから様子を見ている」状態が続いている場合は、
ぜひ一度ご相談ください。
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レラ動物病院
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