抜けた歯のあとはどうする? ― 残った歯と口腔ケアのポイント
こんにちは。今回は、わんちゃん・ねこちゃんの抜けた歯のあとのケアについてお話しします。歯が抜けると驚きますが、重要なのは「残った歯とお口全体の健康を守ること」です。
1. 抜けた歯の扱い方
抜けた歯自体は、通常は体に害を与えません。ただし、注意点があります。
- 抜けた歯が残っている部分に感染がないか
抜けた部分の歯ぐきが赤く腫れていたり膿が出ている場合は、感染症のサインです。早めの動物病院受診が必要です。 - 出血が続く場合
数時間で止まらない場合は、止血処置が必要です。 - 抜けた歯の保管は基本不要
人間の乳歯のように保存する必要はありません。ただし、獣医師が抜歯の経過確認や病理検査を希望する場合は持参します。
2. 残った歯のケアが最重要
抜けた歯のあとに放置すると、他の歯も歯周病で弱ってしまうことがあります。残った歯を守るためにできることは以下です。
毎日の歯みがき
- 柔らかい動物用歯ブラシとペーストを使う
- 口を触ることに慣らしてからブラッシング
- 最初は1~2本ずつ、無理せず少しずつ
食べ方の観察
- 硬いフードを避けていないか
- 片側だけで噛んでいないか
- 食欲に変化はないか
定期的な歯科チェック
- 年に1回~2回のスケーリングや歯科検診
- 歯石や歯周病の早期発見につながる
3. 痛みや不快感に配慮する
抜けた歯のあと、歯ぐきが敏感になっていることがあります。
- フードは柔らかくする
- 硬いおもちゃや骨は控える
- 舌や口元を触って様子を観察する
これにより、痛みやストレスを減らし、口腔内の回復を助けます。
4. 抜けた原因の確認も忘れずに
単に「老化」で抜けたのか、それとも「歯周病」や「外傷」が原因なのかを確認することが大切です。原因によっては、残った歯の予防や治療方針が変わります。
まとめ
抜けた歯は驚く出来事ですが、重要なのは残った歯とお口全体の健康を守ることです。
- 出血や膿があれば早めに受診
- 歯みがきや口腔ケアを継続
- 食事やおもちゃで口腔内を守る
こうしたケアが、残った歯を長く健康に保ち、食欲や生活の質を守ることにつながります。
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レラ動物病院
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