犬の外科手術後リハビリの重要性|回復を早め再発を防ぐために
前十字靱帯断裂をはじめとする整形外科手術では、術後のリハビリテーションが治療結果を大きく左右します。
手術が無事に終わっても、適切なリハビリを行わなければ、回復の遅れや再発につながることがあります。今回は、動物病院で行う術後リハビリの考え方とご家庭での注意点について解説します。
なぜ術後リハビリが必要なのか
筋力低下と関節のこわばりを防ぐ
手術後は安静が必要ですが、動かさない期間が長くなるほど筋肉は急速に落ちていきます。
また関節が硬くなり、本来の動きを取り戻しにくくなることもあります。
再発・反対側断裂の予防
特に前十字靱帯断裂では、
手術した側をかばうことで反対側の膝に負担がかかり、再び外科疾患を起こすケースも少なくありません。
術後リハビリの基本的な流れ
急性期(術後〜約2週間)
この時期は安静と炎症の管理が最優先です。
注意ポイント
- 指示された範囲での短時間歩行
- 無理な運動やジャンプは禁止
- 傷口や腫れのチェック
回復期(術後2〜6週間)
少しずつ運動量を増やし、筋力回復を目指します。
行われるリハビリ
- リードをつけた歩行練習
- 可動域を広げる運動
- 正しい歩き方の再学習
強化期(術後6週間以降)
日常生活への復帰を目指す時期です。
目標
- 筋力の左右差を減らす
- 関節の安定性を高める
- 再発を防ぐ体づくり
リハビリと体重管理は切り離せない関係
体重増加は回復の妨げになる
術後は運動制限があるため、体重が増えやすい状態です。
体重増加は手術部位への負担を増やし、回復を遅らせます。
適正体重がリハビリ効果を高める
体が軽いほど、リハビリ運動が行いやすくなり、
結果的に回復がスムーズになります。
ご家庭でできる術後リハビリのサポート
生活環境の整備
- 床を滑りにくくする
- 段差や階段を避ける
- 安静にできるスペースを確保する
食事・栄養管理
筋肉を回復させるために、
たんぱく質を意識した栄養管理が重要です。
こんな時はすぐに動物病院へ相談を
注意が必要なサイン
- 痛みや腫れが強くなった
- 歩き方が悪化した
- 元気や食欲が急に落ちた
早期対応が、長期的な回復に大きく影響します。
まとめ|術後リハビリが愛犬の未来を守ります
外科手術後のリハビリは、「元に戻す」だけでなく「再発させない体を作る」ための治療です。
適切なリハビリと体重管理を行うことで、愛犬の生活の質は大きく向上します。
当院では、
- 術後経過に合わせたリハビリ指導
- 体重管理・栄養管理のサポート
- 再発予防を見据えたフォローアップ
を行っています。
術後の過ごし方やリハビリに不安がある方は、お気軽にご相談ください。
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レラ動物病院
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セカンドオピニオンの方は事前に連絡ください。
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