犬の異物誤飲・腸閉塞|手術後の管理と再発を防ぐために
犬の異物誤飲は、日常的によく見られるトラブルですが、腸閉塞を起こすと命に関わる緊急疾患になります。
手術で無事に異物を取り除いても、その後の管理が不十分だと回復が遅れたり、再発のリスクが高まります。
今回は、異物誤飲・腸閉塞の術後管理と再発予防について解説します。
犬の異物誤飲・腸閉塞とは
よく誤飲される物
犬が誤って飲み込みやすいものには、以下があります。
- おもちゃの破片
- タオル・靴下
- トウモロコシの芯
- 骨やガム
消化できない物が腸に詰まると、腸閉塞や腸壊死を引き起こすことがあります。
異物誤飲で見られる症状
早期に気づきたいサイン
- 繰り返す嘔吐
- 食欲不振
- 元気がない
緊急性が高い症状
- 嘔吐が止まらない
- お腹を痛がる
- 便が出ない
これらは早急な受診が必要な状態です。
手術が必要になるケース
内科治療で改善しない場合
異物の大きさや形状によっては、自然に排出されず、
開腹手術が必要になることがあります。
手術が遅れると起こるリスク
- 腸の壊死
- 縫合不全
- 腹膜炎
早期手術が予後を大きく左右します。
異物誤飲・腸閉塞の術後管理
急性期(術後〜約1週間)
最優先は安静と消化管の回復です。
管理ポイント
- 少量頻回の食事
- 嘔吐・下痢の観察
- 傷口を舐めさせない
回復期(術後1〜3週間)
体調が安定し、日常生活に戻す準備期間です。
注意点
- 食事量を徐々に増やす
- 激しい運動は避ける
- 排便状況の確認
術後に注意したい合併症のサイン
すぐに受診したい症状
- 再び嘔吐が始まった
- 食欲が戻らない
- 元気が急に落ちた
- 傷口の腫れや出血
これらは合併症の可能性があります。
再発を防ぐためにできること
生活環境の見直し
- 誤飲しやすい物を片付ける
- 留守番時の環境整備
- おもちゃの選び方を見直す
食事・体重管理
空腹が強い犬では誤飲リスクが高まります。
適切な食事管理と体重維持も重要です。
まとめ|異物誤飲は術後管理と予防が重要です
異物誤飲・腸閉塞は、手術後の管理と再発予防が治療の一部です。
適切な食事管理、安静、生活環境の見直しにより、回復を早めることができます。
当院では、
- 異物誤飲・腸閉塞の外科治療
- 術後の生活・食事指導
- 再発予防のアドバイス
を行っています。
誤飲が疑われる場合や、術後の管理に不安がある方は、早めにご相談ください。
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レラ動物病院
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