胆嚢疾患(胆泥症・胆嚢粘液嚢腫)とは|犬猫の嘔吐の原因になる病気
「吐くことがあるけれど、元気そう」
そんな犬猫で、胆嚢の病気が隠れていることがあります。
胆嚢疾患は初期症状が分かりにくく、進行すると命に関わることもあるため注意が必要です。
今回は、胆泥症と胆嚢粘液嚢腫について解説します。
胆嚢疾患とはどんな病気?
胆嚢の役割
胆嚢は、肝臓で作られた胆汁をため、
脂肪の消化を助ける臓器です。
胆汁の流れが悪くなると
胆汁がうまく流れないと、
胆嚢内に異常が起こり、胆嚢疾患につながります。
胆泥症とは
胆泥症の状態
胆泥症とは、
胆汁が濃くなり、泥状の物質が胆嚢内にたまる状態です。
起こりやすい犬猫
- 中高齢
- 運動量が少ない
- 肥満傾向
胆嚢粘液嚢腫とは
胆嚢粘液嚢腫の特徴
胆嚢内にゼリー状の粘液が充満し、
胆嚢破裂の危険がある重篤な疾患です。
犬で多く見られます。
放置するとどうなる?
- 胆嚢破裂
- 胆汁性腹膜炎
命に関わる緊急状態になります。
胆嚢疾患で見られる症状
初期症状
- 繰り返す嘔吐
- 食欲不振
- 元気がないことがある
進行すると
- 黄疸
- 腹痛
- ぐったりする
胆嚢疾患の診断方法
超音波検査が重要
胆嚢疾患の診断には、
腹部超音波検査が非常に有効です。
血液検査
- 肝酵素の上昇
- 胆道系数値の異常
を確認します。
治療と管理の考え方
内科治療
胆泥症など軽度の場合は、
- 食事療法
- 内服薬
で経過をみることがあります。
外科治療が必要なケース
胆嚢粘液嚢腫や破裂のリスクが高い場合は、
胆嚢摘出手術が検討されます。
まとめ|胆嚢疾患は早期発見が重要です
胆嚢疾患は、
「元気そうな嘔吐」の原因になりやすい病気です。
早期に発見し、適切な治療を行うことで、
重症化や緊急手術を防ぐことができます。
当院では、
- 超音波検査による胆嚢評価
- 内科・外科の適切な治療選択
- 術後・長期管理のサポート
を行っています。
嘔吐が続く場合や、健診で胆嚢を指摘された場合は、
ぜひ一度ご相談ください。
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レラ動物病院
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