歯と食欲 ― 「食べない」の裏にあるお口のサイン
こんにちは。今回は「歯と食欲」の関係についてお話しします。
最近、
・ごはんを残すようになった
・好きだったおやつを食べない
・食べたい様子はあるのに口に入れてやめる
そんな変化はありませんか?
実はその背景に「歯の痛み」が隠れていることが少なくありません。
歯が痛いと、食べたくても食べられない
歯周病や歯のぐらつき、破折(歯が欠けること)があると、噛むたびに痛みが出ます。動物たちは痛みを我慢する傾向があるため、「食欲が落ちた」と見えることが多いのです。
特にこんな様子は要注意です。
・片側だけで噛んでいる
・硬いフードを嫌がる
・口元を触られるのを嫌がる
・よだれが増えた
・急にフードを丸飲みするようになった
これらはお口のトラブルのサインかもしれません。
食欲低下は全身状態にも影響
食べる量が減ると、
・体重減少
・筋力低下
・免疫力の低下
につながります。特にシニア期では、食欲の低下は健康状態を大きく左右します。
「年齢のせいかな」と思っていたら、実は歯の問題だったというケースはとても多いのです。
歯科処置後に食欲が戻ることも
歯石除去や抜歯など、必要な歯科治療を行った後に、
「ごはんをよく食べるようになった」
「表情が明るくなった」
と驚かれる飼い主さまは少なくありません。
痛みがなくなることで、本来の食欲が戻るのです。
ご家庭でできること
・毎日の歯みがき
・定期的なお口チェック
・食べ方の変化に気づくこと
これが早期発見につながります。
「食べない=わがまま」ではなく、
「どこか痛くないかな?」と考えてあげることが大切です。
まとめ
食欲は健康のバロメーターです。
そして、その入り口は“お口”です。
しっかり噛めることは、栄養だけでなく、生活の楽しみを守ることにもつながります。
最近少しでも食べ方が変わったと感じたら、ぜひ一度ご相談ください。
小さな変化に気づくことが、大きな病気を防ぐ第一歩になります。
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レラ動物病院
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