🐱猫の皮膚ケアとブラッシングの大切さ
猫の健康を守るうえで、皮膚と被毛のケアはとても大切です。
毛づやがよく、しっとりとした皮膚を保つことは、見た目の美しさだけでなく、健康のバロメーターにもなります。
今回は、猫の皮膚トラブルの原因と、毎日のブラッシングが持つ大きな役割についてご紹介します。
🧴皮膚トラブルは早めの発見が大切!
猫の皮膚はデリケートで、少しの刺激や環境変化でもトラブルが起きることがあります。
特に次のような症状が見られたら注意が必要です。
- かゆがって体をよくかく
- フケが増えた
- 毛が抜けて地肌が見える
- 赤みやかさぶたがある
- 毛づやが悪くパサついている
こうしたサインがあるときは、自己判断せずに動物病院での診察をおすすめします。
🐾猫に多い皮膚トラブル
① ノミ・ダニによる皮膚炎
外へ出る猫はもちろん、完全室内飼いでもノミが持ち込まれることがあります。
ノミの唾液に反応してアレルギー性皮膚炎を起こすと、強いかゆみや脱毛、かさぶたが見られます。
駆虫薬を定期的に使うことで、予防と治療が可能です。
② カビ(皮膚糸状菌症)
丸く毛が抜け、皮膚が赤くなる場合は、真菌(カビ)の感染が疑われます。
免疫が落ちている猫や子猫に多く、人にうつることもあるため、早めの治療が必要です。
動物病院で検査を受け、抗真菌薬や専用シャンプーを使って根気よく治療していきましょう。
③ ストレス・栄養バランスの乱れ
環境の変化やストレスによって、猫が過剰に毛づくろいをして脱毛することもあります。
また、偏った食事は皮膚のバリア機能を弱め、乾燥やフケの原因になります。
良質なフードと安心できる環境を整えることが、健康な皮膚づくりの基本です。
🪮ブラッシングは皮膚ケアの基本!
ブラッシングは、単に毛をきれいに整えるだけでなく、皮膚の健康維持に欠かせないケアです。
💡ブラッシングの主な効果
- 抜け毛や汚れを取り除く
皮膚の通気性がよくなり、毛玉の防止にもつながります。 - 血行を促進する
ブラッシングで皮膚が刺激され、血流がよくなり新陳代謝をサポートします。 - 早期発見に役立つ
毎日触れることで、かさぶた・しこり・傷などの異常に早く気づけます。 - 信頼関係が深まる
やさしくブラッシングする時間は、猫にとって安心できるスキンシップのひとときです。
🐱ブラッシングのコツ
- 柔らかいブラシを使用
金属製よりもゴムブラシや獣毛ブラシなど、皮膚に優しいものを選びましょう。 - 短時間でやめる
猫が嫌がる前に終えることで、「またやってもいい」と思ってくれます。 - 毛の流れに沿って優しく
無理に引っ張らず、優しくなでるようにブラッシングします。 - おやつでポジティブな印象を
終わった後に少しご褒美をあげると、「ブラッシング=いいこと」と覚えてくれます。
長毛種の猫は毛玉になりやすいため、毎日少しずつのブラッシングがおすすめです。
短毛種でも週に数回はブラッシングすることで、皮膚トラブルの予防につながります。
🧼ブラッシングと一緒に行いたい皮膚ケア
- 定期的なノミ・ダニ予防
- 室内の清潔な環境維持
- 加湿(湿度40〜60%程度)で乾燥防止
- 良質な食事と十分な水分摂取
皮膚の健康は、日々の積み重ねがとても大切です。
ブラッシングをしながら皮膚の状態をチェックする習慣をつけましょう。
💗まとめ:ブラッシングで健康と絆を育てよう
ブラッシングは、猫の皮膚や被毛を美しく保つだけでなく、健康チェックとコミュニケーションの時間でもあります。
毎日数分でも、優しくブラッシングしてあげることで、皮膚トラブルの早期発見と信頼関係の構築につながります。
皮膚の赤みやかゆみ、脱毛が見られたときは、早めに動物病院へ。
猫が快適に過ごせるよう、日々のケアでサポートしてあげましょう🐾✨
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
レラ動物病院
〒001-0907
北海道札幌市北区新琴似7条9丁目5−8
011-769-2500
セカンドオピニオンの方は事前に連絡ください。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

