犬と猫も歯は大事!

🦷【歯と健康の関係性】🦷

歯の健康が脳を守る?~ペットの健康寿命をのばす秘訣~

私たち人間と同じように、犬や猫たちにとっても「歯の健康」はとても大切です。
でも実は、歯の状態が脳の活性化や健康寿命にも関係しているというのはご存知ですか?👀

近年、ペットの長寿化が進む中で、歯周病・口腔トラブル・認知機能の低下といった問題が注目されています。
この記事では、「歯と脳」「健康寿命」とのつながりについて、獣医師の視点からわかりやすく解説します✨


🧠 歯と脳の意外な関係とは?

「口」と「脳」は、体の中でも密接な関係を持っています。

噛むという動作は、食事だけでなく、脳に刺激を与える運動でもあります。
噛むことで脳の血流が良くなり、活性化されることが分かっており、
これは人間だけでなく、犬や猫でも同じような働きがあると考えられています。

特にシニア期に入ったペットで、
・硬いものを噛まなくなった
・歯が抜けて噛めない
・痛みで食べ方が変わった
という状況があると、脳への刺激が減少し、認知機能の低下に影響を与える可能性もあるのです。


🦷 歯周病と全身の健康への影響

歯周病は、ただのお口の病気ではありません。
細菌が歯ぐきから血管を通って全身にまわることで、心臓・腎臓・肝臓・脳などにも悪影響を与えることがあります💦

特にシニア期の犬猫では、

  • 慢性的な歯周病
  • 歯がグラグラしている
  • 歯ぐきから膿や出血がある
    といった状態が続くと、全身の炎症を引き起こしやすくなります。

また、痛みや不快感から食欲が落ちることで、筋力や体力が低下しやすくなるのも問題です。


🐾 健康寿命をのばすには「お口のケア」が鍵!

健康寿命とは、介護を必要とせず、元気に生活できる期間のこと。
私たちが願うのは、ペットが「なるべく長く、元気に、自分らしく生きること」ですよね🌿

そのためには、次のような口腔ケアがとても大切です。

✅ 歯みがき習慣をつけよう

毎日の歯みがきが理想的ですが、まずは週2~3回のケアから始めてもOK。
ガーゼや歯みがきシート、ペーストタイプの歯磨き粉を使ってみましょう。

✅ 定期的な歯科検診

年1〜2回の動物病院での口腔チェックは、歯周病やトラブルの早期発見につながります。
特に7歳以上のシニア期には、全身麻酔での歯石除去を検討することもあります。

✅ 噛めるおやつやおもちゃを活用

ガムや噛むおもちゃは、歯ぐきへの適度な刺激になり、脳の活性化にも一役買います。
ただし、歯が弱い子には硬すぎるものは避けましょう。


🐶 歯を守って、笑顔と元気を長く

歯の健康を守ることは、単なる「虫歯予防」ではありません。
全身の健康、そして脳の元気も守ることにつながるのです🧡

若いうちからのケアが、将来の大きな差になります。
そして、もし歯のトラブルが進行してしまった場合も、「抜歯=悪いこと」ではありません。
痛みから解放されて、性格が明るくなった子、よく眠れるようになった子もたくさんいますよ✨


💡 まとめ

  • 歯を使って噛むことは、脳の刺激になる
  • 歯周病は全身疾患の引き金になることも
  • 歯のケアは健康寿命のカギ
  • 歯みがき・定期検診・噛む習慣がポイント

愛犬・愛猫がこれからも笑顔で過ごすために、
今日から「お口の健康」に目を向けてみましょう😊🦷

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