歯石予防に!歯科用フードの選び方
わんちゃん・ねこちゃんのお口の健康を守るために、日々のケアはとても大切です。
その中でも、**歯科用フード(デンタルケアフード)**は、歯垢・歯石の予防に役立つ心強いアイテムです。
しかし、「どれを選んだらいいの?」「うちの子に合うのは?」と迷う飼い主様も多いのではないでしょうか?
今回は、失敗しない歯科用フードの選び方を詳しく解説します!
そもそも歯科用フードとは?
歯科用フードとは、通常のフードとは異なり、
歯垢の付着を減らす・歯石の形成を遅らせることを目的に作られた特別なフードです。
特徴としては、
- 噛むことで歯垢を物理的に除去する設計
- 特殊な繊維構造で歯をしっかりこする
- 唾液に影響を与えて歯石形成を抑える成分配合
など、様々な工夫が施されています。
特に、歯みがきが苦手な子や、忙しくて毎日しっかりケアできない飼い主様には、
日々の食事で少しでも歯の健康を守れるため、非常に頼もしい存在です。
歯科用フードを選ぶときの4つのポイント
1. VOHC認証マークをチェック
歯科用フードを選ぶ際、まず注目したいのが、
**「VOHC(米国獣医口腔衛生協議会)認証マーク」**の有無です。
VOHC認証とは、科学的な試験により「歯垢や歯石の減少効果がある」と認められた証拠。
このマークがついている製品は、一定の効果が期待できると安心して選べます。
👉 「VOHC Accepted」のマークがパッケージにあるか確認してみましょう。
2. 粒の大きさ・形状も重要
歯科用フードは、ただ粒が大きいだけではなく、噛むことで歯をこする構造になっています。
粒の特徴は
- 簡単に砕けず、噛むことで繊維が歯垢を絡め取る
- サイズは犬猫の体格に合わせて選ぶ(小型犬用・大型犬用など)
噛む力が弱いシニアや小型犬の場合は、大きすぎると食べにくいこともあるため、
その子に合ったサイズ・硬さを選ぶことが大切です。
3. 食いつきも重視!
いくら良いフードでも、わんちゃん・ねこちゃんが食べてくれなければ意味がありません。
歯科用フードにも、
- チキン味
- フィッシュ味
- ポーク味
など、嗜好性を高めたものがあります。
👉 まずは少量パックやサンプルで試して、食いつきを確認するのがおすすめです。
4. 体調・持病に合わせて選ぶ
腎臓病、心臓病、アレルギーなどの持病がある子は、
すべての歯科用フードが適しているわけではありません。
療法食との両立が必要な場合、
- 兼用できるタイプの歯科用フード
- 療法食を優先して、別途デンタルケア製品を併用する
といった方法も考えられます。
👉 必ず獣医師に相談して選びましょう!
おすすめの歯科用フード
代表的な信頼できる歯科用フードには、以下のようなものがあります。
- 【ヒルズ】プリスクリプション・ダイエット t/d(犬猫用)
- 【ロイヤルカナン】オーラルケア(犬猫用)
- 【ロイヤルカナン】デンタル(犬猫用)
- 【ベッツプラン】デンタルケア(犬用)
これらは、動物病院専売の場合もあり、
より確実な効果を求める場合には、診察を受けたうえでの導入をおすすめします。
歯科用フードだけで完璧ではない?
ここで大切なポイントを一つ。
「歯科用フードを食べているから、歯みがきはいらない!」というわけではありません。
確かに歯石の予防には役立ちますが、
- 毎日の歯みがき
- デンタルガムやケアシートの併用
- 定期的な動物病院での歯科チェック
など、総合的なケアが最も効果的です。
特に、歯石がすでにたまっている場合には、
一度、動物病院での歯科処置(スケーリング)を受けることが大切です。
まとめ:その子に合った歯科用フードを選ぼう
歯科用フードは、歯垢・歯石予防に効果的なサポートツールですが、
どれでも良いわけではなく、
「その子の体格・嗜好・健康状態」に合ったものを選ぶことが大切です。
- VOHC認証をチェック
- 粒の形状と硬さを確認
- 食いつきの良さも大事
- 体調・持病に合わせる
これらのポイントを押さえながら、ぜひ最適なフードを選んであげてくださいね😊
もし、「うちの子にどれがいいのかわからない…」という方は、
いつでもお気軽に動物病院へご相談ください!
一緒に、健康なお口を守っていきましょう✨
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レラ動物病院
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セカンドオピニオンの方は事前に連絡ください。
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